農商工連携開発って?どうやって実行するの?

お役立ち情報

農商工連携開発とは、農業、畜産、水産業者が商工業を営む会社と連携して、新しい製品を開発したり、販売網を構築する方法のことを指します。農作物や水産品、食肉などの素材を作るノウハウがあるものの、それを生かした商品に発展させるのは難しいことがあります。そこで、商業や工業のノウハウを持つ別の会社が一緒に知恵を絞ることによって、より魅力的な商品開発ができるというのが眼目です。

たとえば、製菓技術を持つ企業が、地元で採れる良質のフルーツを利用して、新しいスイーツを作るなどの連携開発をすることがあります。製菓企業では、商品開発を進めるだけでなく、試食イベントなどを行って消費者の反応を反映させ、よりニーズに合った商品に改良していくことができます。こうした開発の仕方は、農家だけでは難しいものがありますので、ノウハウとネットワークを持った企業と連携することが非常に大事です。

製造業同士で連携するだけではありません。たとえば、農家と食品加工業会社が開発した製品を、地元のテレビ局やラジオ局がコラボして、ネーミングや商品キャラクターを募集するなどして、ブランド作りを進めることができます。そして、商品の販売網を全国規模にするために、様々な宣伝活動をメディアの中で展開していくことができます。このように、直接製品開発に携わらないとしても、その販売のために連携し、商品の成功に寄与することができるのです。こうした業界をまたいだ連携は、一つの商品ブランドを育てるのに大きな貢献をすることになります。

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