地鶏の定義とは?
鶏と一口に言っても、いくつかのカテゴリーに分類されていて、質も価格もかなり違います。大まかに分けると、「若鶏」、「銘柄鶏」、「地鶏」の三つに分けることができます。
このうち最も価格が高く質が良いとされているのが地鶏となります。まず、日本国内の在来種の血を受け継いでいることが一つの定義となります。日本には38種類の在来種が認定されていますが、その在来種100パーセントもしくは50パーセント以上の血統となっていないといけません。
この在来種の証明については、しっかりと血統を証明できるということが必要となります。単に在来種を飼育しているということを表明するだけでなく、系譜についても証明書が出せるものが求められるのです。多くのブランド食材は、単にどこの地域のもの、この貴重な種類であるということを言っているだけですが、鶏肉に関してはより厳格で、血統についての証明が必要となるのです。それだけ安心してブランド地鶏を手に入れられることになります。
そして、最低で80日以上飼育をしているということも条件となります。一般的な若鶏の場合は、40日から50日くらいで出荷されますので、倍以上の時間をかけて飼育することが求められています。また、1平米あたり10羽以下の密度で育てることも必要となっています。ケージ飼いではなく、鶏が自由に動き回れる自然に近い環境で大事に育てるというのが、大事なポイントとなってくるのです。その分、健康的に育ちますので、肉の味もいいですし、病気になりにくく安全性も高いというメリットがあります。
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